流転3

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『しかし…  よくもまぁ、この短時間で色々とやらかしてくれたものだ』 呆れるなしぃw 『一旦、基地へ戻るか』 『そうですな。  その方が良いでしょう』 お2人だけで、話を進めんで下さいや。 俺って、はぶられっ子…グスン。 『リュシュ。  これ、リュシュ!  応答せんかっ!』 おや、俺様? 「はい、何でしょう?」 『?  なんか知らんが、嬉しそうだな。  まぁ、良い。  これより基地へ帰る。  だが、リジェクターが着陸出来そうな場所が無い。  リュシュ。  キサマは、バトルポッドの飛行機能を使用してついて来い』 いや、それって… どうやんのさぁ。 俺様、チュートリアルなんて、見てないんすが? 『やり方は簡単だ』 おっ、説明あるんですね。 流石は軍曹さま。 『バトルポッドは思念受動型。  飛行モードと唱えたら、飛行モードへと移行するでな。  後は、組み込まれた飛空石とマシンがサポートしてくれる。  飛びたい方向へと飛行可能だ。  バランスを取るのが難しいそうだが…  キサマの事だ。  楽に行えるであろうよ』 そんな事を告げる。 っか、俺へ、丸投げっすか、そうですか。 まぁ、遣りますがね。 「飛行モード、ONっ!」 んっ? 体が急に軽くなったような? ちと… ホップ、ステップ、大ジャンプっ! おおっ! 俺… 飛んでますやん。 俺、空中。 幼き頃を思い出す。 あちらは、転移で落下を防止しながらの移動。 此方は、本当の飛行。 転移移動は、空気抵抗なんぞ関係無い訳で… 此方は風圧や横風などが、モロに影響。 人型だから、飛行に適した形状では無い訳で… バランスを保つのが、大変なんっすよ、これ。 基地の位置は、バトルポッドが分かっている。 基地からも、ビーコンが打たれているんだ。 だから、それを元に飛行。 確かに楽しいし、迷わんが… 置いて行くなよな。 酷すっ!
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