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着替えてから軍曹の元へと向かう。
………
体が…お~もぉ~いぃ~っ…
抑制具外して、アタックスーツを着込んで動いてたかんなぁ~
あの解放感の後で、これだろ。
一挙に牢獄の中ってか。
抑制具を外して、自由に動いたってぇのは、何時以来だったかなぁ。
中学に上がる前には、既に付けてたような…
着けるのが、当たり前になってたから、あの解放感は衝撃的だったよ。
軍曹…アタックスーツ、くんねぇかなぁ~
ダメかなぁ~
ダメだろ~なぁ。
でぇ。
軍曹の前に来たので…
「軍曹」
「んっ?」
「アタックスーツ、貰えない?」
ついね。
「阿呆か、キサマは!」
ですよねぇ~
「全く…
いきなり、何を言い出すのだ、キサマはっ!」
「いやぁ。
抑制具みたいに負担にならんし、楽に抑制できっしょ。
凄く楽だったんすよね、あれ。
一回付けたら、つい、欲しくなっちゃいまして…」
テヘッ☆
軍曹、俺をマジマジ見て告げる。
「あのな、リュシュ。
あれは軍の装備。
兵装なのだ。
1機の値段も高価だが、メンテナンスなどの維持費もバカにならん。
とても、個人で持つ代物では無いぞ」
呆れられちゃいました。
「ふっ。
本当に、面白いヤツだな」
知らん人に、面白がられちゃいました。
酷す!
って…んっ?
この声…
「あっ!
パイロットさん?」
「ああ、分かるんだな。
そう、俺が操縦していたんだよ。
どんなヤツか見たくてな。
寄らせて貰った」
面白そうに、俺をみている。
面白いっすか、俺?
「さて、次だが…
貴様に行わせると、何をしでかすか分からん。
故に、戦車にでも乗って来い。
話は付けてある。
第3格納庫だ。
儂は、少々用がある。
ほれ、行けっ」
ほっぽり出しですか?
酷すっ!
でも…戦車!!
マジでぇ!
戦車、戦車、戦車様!
今、搭乗して差し上げるからねぇ~
待っててちょっ!
無論、ルンルン気分で向かいますよ。
なにか?
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