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そんな話をしている間に、目的地。
戦車を反転させて開始を待つ。
正面モニターへ、カウントダウンの数字が現れる。
9…7…3…
2…1…
0!
模擬戦の開始!
相手の位置は知らされて無い。
予めの探査は、模擬用装置にて阻害されるため、不可能だ。
探査士の腕が試される。
素早く装置を操作する音が響く。
次々と、情報がモニターへ。
勝手かもしれんが…
俺は長距離砲を起動。
一台の…鼻面を…狙うっ!
ヅドォウッ!
うおっほっ!
この衝撃!
たぁ~まんねぇ~
「これ、リュシュ!」
キャリヌ曹長が、困った様に…
「3号車、被弾!
直撃!
砲の威力、当たり場所判定にて大破と認定。
動きを止めております!」
通信士がシステムの情報を読み取り報告。
「ほおぅ…
やるではないか…」
面白がるような声。
いや、楽しんでるな、絶対。
ま、俺も、楽しい、がなっとぉっ。
ツヅドゥゥッ!
次弾、発射ってなっ!
「ふむ。
どうじゃな?」
もう、咎める気は無いようで…
「7号車、キャタピラ部へ着弾!
移動不可!
他、車両、起動にて散開!」
俺の前面上部のモニターには、地図が展開されている。
そこに、こちらと敵車両がマークにて印される。
敵の射程範囲まで、色にて目視可能。
まだまだ、射程外。
「リュシュ君。
動か…」
ツドォォゥッ!
「えっ!
何か言いましたか?」
キャルさんが、何かを言った様な…?
「5号車、砲塔部へ着弾!
判定にて砲塔使用不可。
戦闘の続行不能と判断し、戦線離脱する模様!」
此処で、キャル操縦士が当車両を発車っ!
敵包囲から逃れるように移動。
敵も、慌てて移動するが…
「撃ちますから、操縦…よろしくっ!」
一声掛けて、声掛けてっと♪
ッズドオゥッ!
「ちょ!
リュシュ君!」
慌てるキャル操縦士!
「2号車、被弾!
装甲部にて、装甲破損は…」
ッズドオォゥッ!
連射でつ♪
「2号車!
同一箇所被弾!
位置機関部!
大破判定出ましたっ!
2号車、大破です!」
残るは…1号車と4号車のみっ!
イシシシシッとね☆
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