流転3

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次はっと! ガクンって衝撃と振動。 車が跳ねた? ッドォォゥッ! くっ! 選りに選って、砲撃中かよっ! 「弾、逸れました!  敵、左右に別れ、接近中!」 クソッ! パーフェクト、逃したかっ! 悔しいぜっ! 次… んっ? 残弾…1っ? えっ? ゑヱエエEEぇェee! 残弾数、1ぃぃっ! そんなバナナっ! 「遠距離砲!  残弾1っす!  予備、無いんっすかっ!」 頼むよぉ~ 撃ち足んないよぉ、俺。 グスン。 「予定に無いのに、余分な模擬弾など積まんわっ!」 ザンナ砲撃士に一喝されちゃいました。 ひょえぇぇぇっ! 「しゃあ…ない…なっと!」 チュズドォォゥ! 此方の走りは安定ってね。 けど… マジかよお。 「4号車、左上部装甲へ被弾。  角度により、弾が弾かれた模様。  なお、着弾直前。  4号車、窪みに嵌まり、態勢崩しております。  それにより、弾が弾かれた模様」 くっそ~っ! まさかの結末。 いや。 長距離砲の弾が無くなっただけだ! 相手との射程距離は五分五分。 やったろ~じゃねーかっ! 「キャル!」 「分かっております…ツテ」 曹長の言葉に反応したキャル操縦士殿。 弧を書く様に反転! 1号車へと迫る。 俺は、サブ砲塔にて、敵を、狙うっ。 まだ、まだだっ! 敵からの砲撃! バカ目っ! 早いわっ! 此方から離れた場所を染めるペイント弾。 「リュシュ君!  そろそろっ!」 「まだまだぁっ!  もう、す、こし…  良し!  此処だぁぁぁっ!」 ドォォォッ! 反動…ショボっ! まぁ、遠距離砲に比べたらなぁ… って。 ドォォォッ、ドドドォッ! 連射でつ☆ 「1号車、全弾被弾!  車両、赤く染まっています。  動きません!」 大破判定かな? 「4号車、急速接近中!  ガプヌート曹長の車両です!」 あんれえ~ 1号車じゃ…無いんかいっ!
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