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次はっと!
ガクンって衝撃と振動。
車が跳ねた?
ッドォォゥッ!
くっ!
選りに選って、砲撃中かよっ!
「弾、逸れました!
敵、左右に別れ、接近中!」
クソッ!
パーフェクト、逃したかっ!
悔しいぜっ!
次…
んっ?
残弾…1っ?
えっ?
ゑヱエエEEぇェee!
残弾数、1ぃぃっ!
そんなバナナっ!
「遠距離砲!
残弾1っす!
予備、無いんっすかっ!」
頼むよぉ~
撃ち足んないよぉ、俺。
グスン。
「予定に無いのに、余分な模擬弾など積まんわっ!」
ザンナ砲撃士に一喝されちゃいました。
ひょえぇぇぇっ!
「しゃあ…ない…なっと!」
チュズドォォゥ!
此方の走りは安定ってね。
けど…
マジかよお。
「4号車、左上部装甲へ被弾。
角度により、弾が弾かれた模様。
なお、着弾直前。
4号車、窪みに嵌まり、態勢崩しております。
それにより、弾が弾かれた模様」
くっそ~っ!
まさかの結末。
いや。
長距離砲の弾が無くなっただけだ!
相手との射程距離は五分五分。
やったろ~じゃねーかっ!
「キャル!」
「分かっております…ツテ」
曹長の言葉に反応したキャル操縦士殿。
弧を書く様に反転!
1号車へと迫る。
俺は、サブ砲塔にて、敵を、狙うっ。
まだ、まだだっ!
敵からの砲撃!
バカ目っ!
早いわっ!
此方から離れた場所を染めるペイント弾。
「リュシュ君!
そろそろっ!」
「まだまだぁっ!
もう、す、こし…
良し!
此処だぁぁぁっ!」
ドォォォッ!
反動…ショボっ!
まぁ、遠距離砲に比べたらなぁ…
って。
ドォォォッ、ドドドォッ!
連射でつ☆
「1号車、全弾被弾!
車両、赤く染まっています。
動きません!」
大破判定かな?
「4号車、急速接近中!
ガプヌート曹長の車両です!」
あんれえ~
1号車じゃ…無いんかいっ!
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