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ツカツカと近寄るガプヌート曹長。
キャリヌ曹長殿へのクレイムか?
巻き込まれ無い内に…
おや?
キャリヌ曹長をスルー?
何処へ…
「ぬしが、あの砲撃士なのであろ?」
えっ、俺?
あまりの事に、軍曹とキャリヌ曹長を見る、俺。
しかし、面白がって傍観するんだよ、2人共。
俺に、何の用さ。
すると、ガプヌート曹長が告げる。
「おぬしは、砲撃士になる為に生まれた様な男じゃな。
どうじゃ、砲撃士になってみんか?」
は…いっ?
いきなり、何を言い出すの、この爺?
「お断りします」
一言☆
「は、あぁっ?
何故じゃ?
ぬしなら、一流の砲撃士になれるぞっ!
あれだけの腕がありながら、勿体ない!」
言い迫る、爺。
爺に迫られる趣味は、御座いません。
「ガプヌート曹長殿。
困りますなぁ。
コヤツはツアー客。
一般人で御座いますぞ!
勝手にスカウトなどされては、困りますな」
軍曹が、困り顔にて告げる。
「なればこそじゃっ!
ツアーが終われば、出逢う可能性も無くなろうものよ。
ならばっ!
口説くなら、今じゃてのぅ」
いや、爺になんか、口説かれるのは、い~やぁ~
「ガプヌート!
大概にせぬかっ!
相手は学生ぞっ!」
キャリヌ曹長が怒鳴る。
「しかしじゃなっ!」
続け様とするが…
「ガプヌート曹長。
ツアー客に迷惑を掛けるのは、感心出来ませんわね。
それに彼は、基地司令官殿の客分扱いでしてよ。
程々にして下さいませな」
お姉さま、登場!
迫られるなら、此方の方に…ゲフン、ゲフン。
「それに、彼は今から会食ですの。
彼をお待ちになられている方も居られますので」
あっ、大佐かな?
美女同伴の会食…良いですねぇ~
ウエルカムです。
行きましょう、直ぐ、行きましょう!
超ローテンションからハイテンションへと変わる、俺。
ったりまえさぁあね。
美女と爺。
どちらかを取るとしたら、そら、美女でしょうよ。
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