流転3

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まぁ…腕なんか組んでる訳で… お姉さまの体が、小刻みに震えているのがね。 脅えてる? いや… 顔も蒼いが… これは、緊張かな? ほーんと… 誰と会わせるつもりなんだろね。 「ロンザさん」 「何かしら?」 ニッコリ対応。 余裕はあるようだな。 「どんな人との会食なんです?  大佐だけじゃないんでしょ?」 「なんで、そう思うのかしら?」 立ち止まって、俺の顔を見て告げる、ロンザお姉さま。 俺は溜め息を吐いて告げる。 流石に、分かるて~のっ! 「迎賓館での会食って…  ツアー客に対する扱いじゃ無いですよね。  それにロンザさん。  さっきから緊張してますよ。  昨日、大佐との会食では、そんな事無かったですよね」 俺が告げると… 俺を、マジマジと見詰める、お姉さま。 いや、照れますがな。 「ふぅ。  敵わないわねぇ。  ただ、私も高貴な方としか聞いてないのよ。  軍関係者らしいのだけれど…  アナタとの会食を、申し入れて来られたらしいの。  全く…訳が分からないわ」 ふぅ~ん。 お姉さまにも分からないと… 何者なんだろーねぇ。 俺に、この国の知り合いはいない。 それを考えると… 誰かが情報をリークしたんだろう。 一体、誰が… どのみち会って話をするだろう。 なら、会えば分かるさ。 割り切って考える事にする。 まぁ、正直、腹減った。 我慢、もうでけん。 どんなヤツでも構わんから、兎に角飯にしたい。 調子に乗って、全力で暴れたかんなぁ~ 地球割りは止められたが… 何時かチャレンジしたいものである。 さて、迎賓館へ入ると… 執事がエスコートにお出迎え。 執事って… 食堂へ入ると… リアルメイドが… 何時の時代だ、この館? 案内されて席へ。 椅子はメイドさんが、スッと引く。 座るタイミングで定位置へ。 目の前には、沢山のナイフとフォーク。 フィンガーボールまでセッティング。 この水を、誤って飲んだっー笑い話も。 そんなんしたら、恥ずかしくて死ねるわ。 手洗い水を飲むってよ。 とんだユーモアがあるヤツが、居たもんだ。
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