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爺さん、何故か絶句。
って…
あれ?
そういえば…
「爺さんって…
軍曹からの報告を受けてたんだっけか?」
頷く、爺さん。
「報告内容が事実としてじゃ。
あれだけの事を、運動と言われてものぅ」
いや、呆れ顔で言わんで下さいや。
そんなん思いながら…俺、ポーカーフェイス。
額に冷や汗?
何の事ざましょ?
「そうそう。
そう言えば…
今日はリュシュ君、演習場に出たんだったわよね」
思い出したように、お姉さま。
なんざんしょ?
「ええ?」
戸惑いながら告げる、俺。
ほーんと、何だろ?
「大丈夫だったの?」
「へっ?」
いや、マジで何?
「演習場で、災害規模の竜巻が発生したり、巨大爆発があったって…
事務仕事してたら地が揺れたでしょ。
驚いたわよ!」
俺………冷や汗、タラリ。
「へ、へぇ~
そんな事…あったんですねぇ」
えっ!
惚けるのかってか?
勿論ですともっ!
けど…
そんな俺を見て、吹き出す、大佐と爺さん。
あーっとぉ!
もしかして…
お2人はご存知で?
含み笑いで、大佐が仰る。
「リュ~シュ~君っ♪
私も報告は受けてますからね。
と、言うかぁ…
基地の執務室にあるモニターで、ライブ映像を見てたからねっ☆」
うっわぁ~
見てたのね、あれ。
誤魔化しは無理…っすよね。
お姉さま、キョトン。
「少尉。
あれは、この青年のせいなじゃよ」
告げられ、首を傾げる、お姉さま。
意味が理解出来ないらしい。
いや、理解しなくて良いから、マジで!
そんな、お姉さまへ大佐が、懇切丁寧に説明。
いや、マジでしなくて良いから!
「すると…
リュシュ君が音速移動したから、竜巻が発生したと?」
意味不明な事を聞かされた感じで尋ねている。
ですよ、ねぇ。
っか…
やんちゃ坊主を見るような感じで、俺を見ながら告げる大佐。
酷す!
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