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お姉さまは、理解出来ないと言うより、からかわれていると思ったようだ。
軽く不機嫌。
まぁ…
人には普通、行う事は出来ないからなぁ、あれ。
大佐も、お姉さまが勘違いした事に気付いた様だ。
苦笑すると…
控えていた執事を見て頷く。
なんぞ?
「{百聞は一見に如かず}よ。
嘘じゃ無いことは、これを見れば分かるから」
何を…ですかな?
画像は、俺が更衣室から帰った所から始まる。
ハンガーの防犯カメラの映像か、これ?
対ショックスーツを纏う俺。
機乗前にて、フードとフェイスは外している。
顔が丸見えだね。
機乗直前に、頭部を覆い隠しての搭乗。
アタックスーツを纏い、地に立つ。
「へぇ~
似合ってるじゃない」
有り難いお言葉…
アザス!
そして、リジェクターへ乗り込み…
場面は、リジェクターから降りた所から切り替わる。
先程は、ハンガーの防犯カメラ。
そのため、音声は無かったのだが…
『良し、上げてくれ』
『ラジャ』
映像が、上から俺を取る形へ。
『旧式とは言え…
素人と戦わせるなんて…
大丈夫なんですかね?』
パイロットが心配そうだ。
『アタックスーツを纏っておるからな。
それにアヤツは、儂を含む武術教官を手玉に取った手練れ。
コレくらいせんと、満足しまいよ』
軍曹…分かってるぅw
『んっ?
キャツ…
リュシュが消えよった…うぉっ!』
『なっ!
くっ!
一体!』
慌てるようなパイロットの声。
翻弄されるリジェクター。
地上を移す映像が、乱れまくる。
ようやく、リジェクターが制御できたようだ。
『一体…何が起こったのだ?』
軍曹が不思議がる。
地上では、用意したゴーレムの残骸…
いや、地形が変わってしまっている。
『なっ!
何が起こったのだっ!』
離れた場所の俺を、カメラが捉える。
アタックスーツからビーコンが放たれ、それを追う様になっていたようだ。
そして、俺が消え…
また、衝撃がっ!
その直後、頭を掻き掻き思案する俺。
のんびり歩き出し…
ジャグリングゥ☆
『あ、呆れたヤツだ…』
『先程の原因は…』
『うむ、おそらくは…
アヤツ、リュシュのせいであろうな』
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