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上では、そんな話がされていたんだねぇ。
『本当に、呆れた青年ですなぁ』
『うむ。
昨日も、とんでもなかったが…
今日は、それにも増してだな』
軍曹も呆れる。
『おっとぉっ。
5体同時を手玉ですか…』
『本当に手玉だけに、質が悪いわい。
っと…
手玉が嫌で、バラけよったか。
まぁ、そう…』
軍曹、絶句。
俺、音速ぅ☆
『あれで…
元の木阿弥か…
憐れな…』
『なんか、ゴーレムが気の毒になってきましたね。
あ~あっ。
とうとう、ゴーレムが諦めましたよ』
『ふぅ。
流石に、あれではな』
『んっ?
ゴーレムが諦めたので、手玉に取るのを止めたようですね』
『そのようだな。
ゴーレムも諦めたようであるし…
ちと、行って来る。
着陸場所を選んで、降りて来てくれ』
『分かりましたよ。
防護服無しなのですから、気を付けて下さいよ』
『了解だ』
そう告げて、コックピットを後にする軍曹。
腰に巻いた、浮遊石を使用した装置で宙を移動。
そして、俺の前へだな。
軍曹が来る頃には、生首ゴーレムも引き摺り出していた。
そして、跪くゴーレム達。
そこまでカメラが捉え、リジェクターが着陸。
俺がリジェクターへ近付き、画像から消える。
その後、バトルポッドに搭乗した俺が現れ…
リジェクターが飛び立つ。
そして俺が消え…
残骸が消し飛ぶ!
続いて丘が消失。
『何を仕出かすか分からん青年ですなぁ』
『昨日から、この調子でな。
胃薬なんぞ、初めて飲んだわぃ。
上官殿の苦労が、ようやく分かった気分だ』
『?
初めて飲まれた胃薬は支給品で?』
『いや。
上官殿から頂いてな。
{これでキサマも、一人前だな}とっ、告げられてしもうたわい』
『……… ……… ………』
『……… ……… ………』
『リュシュ…
キサマ、何をしておる?』
『いや、アチコチに残骸、一杯っしょ。
だから、それを集めて積んでんっす』
『止めんかっ!
この、ド阿呆っ!』
『た、待避だ!』
『分かっております!
これは、上だっ!』
画面が急激に揺れ…
目の前にキノコ雲!
こ、これ…
こわっ!
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