流転3

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そこで画像を切るように指示する大佐。 爺さん、面白そうに、髭をしごく。 お姉さま、目が点にて絶句。 大佐殿、面白そうに、コロコロ笑う。 メイド達… 硬直れす。 執事だけが、普通に振る舞っている。 ブレねぇな、この人。 画像を見ていなかった給仕が、パスタを持って登場。 俺の前へ。 野菜と肉、魚介類を合わせたソースが掛かっている。 これ…ふまっ! ガンガン喰えるぜ、この美味さ。 俺が食べる食器の音だけが響く。 現実逃避、何それ、パスタは美味しいっす! 「ほ、本当の、こと、だったんですねぇ…」 ポツリと告げる、お姉さま。 こりゃ… 怖がられるかな… そうなると、寂しいなぁ。 なんて、思った事もありました。 「凄い!  凄いよ、リュシュ君!  私、ビックリしちゃったわ!」 興奮されてる、お姉さま。 頬をピンクにされて… 目が少し潤んで、キラキラ。 うわっ、色っぺぇなぁ。 男と2人だとヤバい顔。 自重して下さい、お姉さま。 まぁ、ご馳走様っす。 いや、食事の方じゃないよ。 まだ、喰ってるしぃ。 「しかし…  大袈裟な文章と思っておったが…  文章以上じゃな」 楽しそうだな、爺さんよ。 食事が全く進んで無いぞ。 俺、デザート待ち。 流石にデザートは、皆が揃うのを待つようだ。 だが… もう少し、食い足りない。 それをメイドへ告げると、呆れられた。 まだ喰うのかって感じだな。 いや、俺だって、此処まで喰ったのは初めて。 これは、抑制具を外して全力を出した反動だろう。 もうね、 全身がエネルギーを欲している感じなんだわぁ。 おっ! メイドさんが帰って来たな。 「ミートグラタンのパイ包み焼きで御座います」 その様に告げる、メイドさん。 香ばしく、芳醇な香り… 早速、頂きますかね。 ふんまぁ~いっ! なに、これ。 もうね。 身体喜ぶ、力瘤っう感じっす。 皆が食事終わるまで、ジックリ楽しもう、そうしよう。
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