流転3

56/102

4023人が本棚に入れています
本棚に追加
/755ページ
爺さんと大佐が、マジマジと俺を見る。 別に感じませんからねっ! キモイわぁwww 「確か…  その学生は龍覇術が使えるそうじゃ。  故に、様々な研究に協力して貰えたとか…」 大佐とお姉さま。 穴が空く程、俺を見る。 龍覇術、最近、継承者、減っている。 ってかーっ。 無論、三人も、その事は知っている訳で… 「教授の大学には、3人の龍覇術使いが居るそうじゃが…」 うん。 俺と従兄弟の内、1人ね。 もう1人は助教授。 こちらは、完全に他人だ。 気の毒、若ハゲ、助教授。 まぁ、所帯持ちだけどな。 龍覇術使いっても、門下生レベル。 俺達から見たら、龍覇術師(笑)ってな。 俺と従兄弟は玖籐流。 龍覇術の名家でもある。 極秘だがな。 俺なんかさぁ。 クソ爺に目を付けられてなぁ。 従兄弟より厳しい修行をつけられたもんだ。 親も住宅資金を爺に出して貰っていたりしてな。 爺には弱い訳よ、コレが。 何度も、厳冬下の雪山へ拉致られ… 冬籠もりと言う修行をな。 それに加え… 「知識は必要じゃっ!  本は、たんまりと用意したでな」 マンツーマンでの学習をな。 最初、(難し過ぎんよぉ~)って、思った訳。 たーりめぇだよな。 小学生に、中学、高校の学習させんなっ! 夏は無人島ツアーだしよっ! 食料は、自分で調達だぞ。 酷くねっ! まぁ、冬籠もりでは、用意してくれてたがな。 小学生の高学年時は、大学講義レベル。 爺の知り合いが来ては、俺へ教えていた。 実は、大学教授だった訳だが… 何、その人脈。 知った時に思ったね。 訳、ワカメってな。 その1人が、嵩鮮教授。 教授は玖籐流を知る、数少ない者の1人。 爺の門下生でもある。 矢鷹流道場は、シュパングに百以上の道場が存在。 龍覇術継承者も通う名門だ。 無論、龍覇術は教えない。 精神修養と得られる技。 龍覇術師の修行に最適ってな。 当たり前だな。 基礎は玖籐流。 もろ、龍覇術の基礎鍛錬派生ですが、何か?
/755ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4023人が本棚に入れています
本棚に追加