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しばらく上昇しては下降し着陸。
それを、数度繰り返すように指示される。
急激に手前に引けば急上昇。
逆に、強く押せば急降下。
ただ、下降にはセーフティーが付いているようで、一定の降下で勢いが減っていき、着陸は穏やか。
って、誰だ!
勝手に急上昇、急降下をしてるってんのはっ!
シンさんに指示されて行ってるに決まってるだろ!
このシャイで真面目な俺が、そんな事…
えっ!
信用無い?
酷す!
「離着陸と急上昇、急降下は良いだろう。
次は、空軍基地へ移動するぞ。
ワイドマンが用意されている筈だ。
ただ、ワイドマンは戦闘艇。
科学燃料費を使用したエンジンが組み込まれているからな。
此方と違って、超高速移動を行う。
その為、あちらで対ショックスーツとアタックスーツ。
まあ、俺達は、パイロットスーツと呼んでいるが…
ソイツに着替えて貰うからな」
シンさんからの説明。
アザス!
しかし…
またアタックスーツを纏えるとはね。
ルン♪
「………
パイロットスーツ纏ってから、無茶すんなよ」
酷す!
「無茶ってなんすか!
無茶って!」
するとシンさん、呆れて言うんだわ。
「今朝の惨状を知ってるとな」
だ~らぁ。
「あれは、ゴーレムとの模擬戦っしょ!
普通の時にはしませんって!
俺は考え無しの暴れん坊っすか!」
酷いなぁ、もぅ。
「違うのか?」
マジ顔、酷す!
「ちゃいますよっ!
大体、アタックスーツを纏ったら、龍力制御が楽なんっす!
今の状態より安全な位っすからね」
告げると…
軽く引かれる。
なんぞ!?
「つまり、今の状態も危険だと?」
ちゃうわっ!
「抑制具付けてるから大丈夫っす。
普段の生活に支障が無い位には、抑えられてるっすからね」
告げると、ようやく納得してくれた。
ってる間に空軍基地。
あんまり飛行が楽しめなんだよ…
この鬱憤…
ワイドマンで晴らさず。
おくべきかぁ~っ!
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