流転3

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「こ、これは失礼しましたぁっ!」 いや、声が裏返ってんぞ、君。 「自分は、ルッファラント伍長であります!」 そう告げて、再度敬礼。 固い、固いよ、ルッファラント君よぉ~ 「ルッファラント君さぁ。  何歳?」 そんなに離れて無い筈だよな。 「二十歳であります、サー」 同い年やんw 「あんなぁ。  俺と同い年やん。  タメなんだし、もっと気楽に行こうや」 「き、気楽に…ですか?」 「そっ。  気楽に、気楽にっ。  人生、楽しく生きなきゃ損だぜ、損」 「はぁ…  そんなもので、ありますか?」 戸惑ってんなぁ。 「固い、固いよ、君さぁ。  もっと、気楽にできん訳?」 「気楽にと言いますと?」 だぁ~めだぁ、こりゃ。 「気楽には、気楽にさ。  それよりさぁ。  俺が乗る戦闘艇に案内頼むわ」 俺が告げると… ハッとした顔付き。 「こ、これは…  申し訳御座いません!  直ぐに、案内致します!」 もうね。 固い、固い、固過ぎっす! とても同い年とは、思えんわっ! 「此方で御座います!」 いや… 手と足が、一緒に出てるよ? 難場歩きかい? シュパングでは、剣を扱う者は難場歩きってね。 ルッファラント君ってさぁ、剣士だったのね。 そんな、難場歩きルッファラント君に連れられ、俺、移動。 辿り着いたるは、格納庫。 入ると… 戦闘艇、一杯、一杯、一杯よ♪ さて、俺が乗る飛空艇は、どれかいな。 案内してくれるルッファラント君が立ち止まる。 もしかして… これっ? すんごく、シャープでクールで良い感じ♪ 戦闘艇っうより、戦闘機っすね。 ありがとうございます☆ 「指定されたのはコレですね。  ワイドマンでは無くて、最新機であるフォボス。  これに機乗して頂きます」 はぁ? 最新機って… ええんかい、それっ!? まぁ、乗るけどね。
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