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「あのですね。
私はツアー客扱いなので、そろそろ行きたいんですが…」
あまり待たせると、また軍曹が真っ赤になって怒りだすからな。
流石に軍曹の血圧が心配になってきたぜっ。
そんな事を思いながら、その場を離れる。
教授が顎に手を当て思案。
それは良いんだが…
俺を舐めるように見ながらってぇのは、頂け無い。
イヤな予感しか、しないんですが…
教授達と別れて、パイロットスーツのハンガーへ。
しかし、このアタックスーツとパイロットスーツを纏えたのは、有り難かった。
凄い収穫がな。
纏った時から解ってはいたんだが…
龍覇術が扱い易いんだよな。
更にさぁ…
飛空艇を扱う為か…
パイロットスーツは龍力の流れが、更に把握し易いんだわぁ。
何が言いたいかと言うと…
龍導機の絡繰りが、解っちゃいました。
えへっ☆
なので、対ショックスーツの懐に入れている、翻訳機の絡繰り、パイロットスーツの絡繰りを、全て把握です。
それを、龍力制御で龍覇紋を身に刻み込んだって訳。
まぁ、ホクロ程度の小さな紋だけどな。
翻訳機の方の絡繰りを理解したら…
文字の翻訳にも成功!
ただ、この儘では書けないんだが…
文字も言葉も、添え字や副音の様に、元の言葉を残して解る訳。
お分かり?
つまり…
強制、言語学習状態なんだよなぁ~
習得したら、シュパング解説が消える感じ。
鬱陶しい事、この上無い。
けど、勉強になるしさ…
クソ、絶対に龍覇紋を改良してやるっ!
そんな事を思いながら、やって来ましたパイロットスーツハンガーへ。
背中がパックリ、パックリ、パックリよ。
蝉の抜け殻ごとく、開いたそこから頭を抜く。
次に肩で腕をズルリとね。
両脇のバーを掴んで、下半身を抜き取り脱出。
パイロットスーツを整備員に任せて移動だな。
しかし…一体感は認めるけどさぁ。
あの脱着方法は、どうにかならんのかね。
ロッカーへ辿り着き、対ショックスーツを脱ぐ。
13番ロッカー…アバよっ!
下着と軍服、抑制具を持ってシャワールームへ。
汗を流す一時…
至福だねぇ。
着替えて、着替えてっと…
さて…
青筋軍曹の元へ、参りますかね。
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