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やって来ました軍曹の前。
ってか…
ミルター教授にゾイト少将、リーラ伍長まで、何故かいる。
何でだ?
「リュシュ、お手柄だったようではないか」
あんるぅえ?
何故だか、軍曹の機嫌が良い。
なじぇ~???
「俺…
何かしましたかね?」
ほーんと、訳わからんぞよ?
「フォボスであったか…
機体の改善策を提案したそうではないか。
ミルター教授が、いたく感心しておられたわい。
そのせいで遅れたならば、不問だな」
そう告げて、がははははっと笑う軍曹。
単純か?
「はぁ、それはどうも…
で、教授と少将、伍長は見送り?」
リーラは明日に、また逢うんだが…
はて?
「いや、一緒に行かれるそうだ」
そう、シンさん。
パイロットさんですね。
ご苦労さんです。
「あちらの基地に用事でも?」
チラっと、リーラを見て告げる。
「う~ん…
自分は、呼び出されての同行なので…
何も…」
困った様に、少将を見るリーラ。
少将と教授は、黙して語らずか…
「リュシュは、コックピットへ行くが良い。
最後にもう一度、リジェクターを操縦させてくれるそうだ」
!
マジでぇっ!
やる、やる!
リジェクターは、シンさんが監視していて、ろくに操縦出来なかったんだよな。
まぁ、教授に少将、それにリーラが乗る。
無茶は出来んか…
チッ!
軍曹だけなら、色々と楽しんだんだが…
我慢しますかねぇ。
内部へ振動を与えない様に、そ~っと離陸。
飛行へ移る場合も、そろそろと。
徐々に速度を上げるが、直ぐにたどり着く。
「ほぅ。
やれば出来るじゃないか」
感心するシンさん。
「爺さん連中、乗せてますからね。
ポックリいかれたら、堪らんっすから」
などと、憎まれ口を叩いたりな。
「フッ。
どうせ、可愛いあの子の為だろ?」
もうね、いや、この人…
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