4023人が本棚に入れています
本棚に追加
現在、3人に囲まれている状態。
何故か位置が近いんですが…
「あの~
みんな、どったの?」
爺連中に踊らされている感じ?
「リュシュ先輩…
この方々は?」
マリエル…ちゃん?
「ツアーで、お世話になったんだ。
此方はロンザ文官少尉。
ツアーを紹介してくれて、ツアー中は色々とお世話になったんだ。
こっちは、リーラ伍長。
飛空艇に乗る時にね」
一応、紹介。
って、本当に近いからねっ!
「みんなさぁ。
此処、壇上って分かってる?」
告げると…
慌てた様に離れる3人。
その隙に、スルリと逃げ出す、俺。
今は、色気より食い気なんだよっ!
急いで壇上から待避です。
『あーあっ。
龍兄ぃのヘタレ』
ウッセイぞっ、桜!
壇上下には、シンさんね。
「呆れたヤツだな」
「あれは、彼女達が囲んで来てですねっ!」
失敬っす!
「そちらでは無く、昇進の件だ。
壇上に上がるまでが上級曹長だったのに…
降りて来たら中尉ってよ。
3階級特進なんてぇのは、初めて見たぜっ!」
そら、驚くか…
「これは、爺さん達がですね」
思わずね。
「分かってるって。
それより、帰るんだろ?」
「ええ。
腹減って倒れそうっす。
もう、何でも良いから、腹へ入れたいっす」
ほ~んとっ!
腹減ったぁ~ん。
「色気より食い気か…
お子様か?」
ウッセイやぁい!
食は、人間の三大欲求だぞっ!
食欲、睡眠欲、遊技欲。
食う寝る遊ぶって言うだろっ!
えっ!?
違う?
何が?
「良し、俺が量が多くて美味い店に連れてってやろう」
マジでぇ!
アザス!
「けど…」
「んっ?
どうした?」
「リジェクターは良いんっすか?」
少将達を送らんで良いのかね?
「少将は飛空時間が足りないってたからな。
少将が飛ばして帰るだろうさ」
パイロットには、1ヶ月に飛行しなければならない、飛空時間が定められているそうな。
どうやら少将。
規定時間に届いて無いらしい。
「なら、良いっすね」
そう告げて、俺達移動。
個人ロッカーにて着替えて、荷物を取り出す。
外に出ると…
既にガードナーが、車にて待機していた。
ご苦労!
最初のコメントを投稿しよう!