流転3

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現在、3人に囲まれている状態。 何故か位置が近いんですが… 「あの~  みんな、どったの?」 爺連中に踊らされている感じ? 「リュシュ先輩…  この方々は?」 マリエル…ちゃん? 「ツアーで、お世話になったんだ。  此方はロンザ文官少尉。  ツアーを紹介してくれて、ツアー中は色々とお世話になったんだ。  こっちは、リーラ伍長。  飛空艇に乗る時にね」 一応、紹介。 って、本当に近いからねっ! 「みんなさぁ。  此処、壇上って分かってる?」 告げると… 慌てた様に離れる3人。 その隙に、スルリと逃げ出す、俺。 今は、色気より食い気なんだよっ! 急いで壇上から待避です。 『あーあっ。  龍兄ぃのヘタレ』 ウッセイぞっ、桜! 壇上下には、シンさんね。 「呆れたヤツだな」 「あれは、彼女達が囲んで来てですねっ!」 失敬っす! 「そちらでは無く、昇進の件だ。  壇上に上がるまでが上級曹長だったのに…  降りて来たら中尉ってよ。  3階級特進なんてぇのは、初めて見たぜっ!」 そら、驚くか… 「これは、爺さん達がですね」 思わずね。 「分かってるって。  それより、帰るんだろ?」 「ええ。  腹減って倒れそうっす。  もう、何でも良いから、腹へ入れたいっす」 ほ~んとっ! 腹減ったぁ~ん。 「色気より食い気か…  お子様か?」 ウッセイやぁい! 食は、人間の三大欲求だぞっ! 食欲、睡眠欲、遊技欲。 食う寝る遊ぶって言うだろっ! えっ!? 違う? 何が? 「良し、俺が量が多くて美味い店に連れてってやろう」 マジでぇ! アザス! 「けど…」 「んっ?  どうした?」 「リジェクターは良いんっすか?」 少将達を送らんで良いのかね? 「少将は飛空時間が足りないってたからな。  少将が飛ばして帰るだろうさ」 パイロットには、1ヶ月に飛行しなければならない、飛空時間が定められているそうな。 どうやら少将。 規定時間に届いて無いらしい。 「なら、良いっすね」 そう告げて、俺達移動。 個人ロッカーにて着替えて、荷物を取り出す。 外に出ると… 既にガードナーが、車にて待機していた。 ご苦労!
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