流転3

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なんぞ、これ? 思わず、シンさんを見る、俺。 「火は通ってるぞ。  美味いから食ってみな」 さいですか? フォークで押さえ、ナイフで… あや!? 意外と柔らかい!? スッとナイフが入る感じ。 肉汁、スゲ! 切り取ったのが、小型ステーキ並み。 迷わず頬張る。 ふまっ!! にゃぬ、ほれ!? ガツガツ食えるよ、旨いっすよ。 何故か、途中に野菜ペースト。 肉に埋まってる感じか? 玉葱ベースの香味野菜とハーブ。 香辛料で味を調えた感じだな。 この肉… アチコチに穴が。 そこから焼けた痕がある。 なぁ~るぅ。 金串か何かを刺して、内部からも熱を通した訳ね。 その穴に、ソースを兼用した野菜ペーストを入れている訳か… けど… この大きさを適切に焼き上げるには、技量が必要だろう。 やるな、店主! 「美味いだろ。  俺も好きなんだが…  食べるのは量が量だけに、隊の連中と飲みに来る時だけだな」 ぶっ! パーティーメニューですやん! まぁ、ガッツリ食いますけどね。 って… 半分以上を制覇です。 てへっ☆ シンさん気付いて、目が点。 ワロスw 「ロンザ文官少尉に聞いてはいたが…  本当に、良く食うな」 呆れるなしぃw 「いゃぁ~  美味いっすわ!  シェフの腕が良いんでしょうね」 俺、感心。 「ボンズ、嬉しいこと言うねぇ。  それに、良い食べっぷりだ!  コイツはオマケだ、食ってきなっ!」 何かを… 「おいおい、オヤジさん。  そりゃ、俺が注文したヤツだろ?」 他の客からクレーム。 って、オヤジさぁぁんっ! 何してんのさっ! って言ってる間に、残るは3分の1以下。 厨房ではオヤジさんが何かを作り始めている。 ぬっ! 俺と競うつもりか、猪口才な。 俺も、食すペースを上げる。 ガツガツ、モグモグ、イー気持ち。 最高に、ハイっーうヤツです。 みるみる、減る減る、皿の中。 ってな! 完食と同時に… 「ボンズ、できたぜ!」 うぬれ、おやじ、やるなっ! 俺の完食を狙いよったわっ! んな事、思いながら… 「アザス!  味わって食わせて貰います!」 ってなw
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