流転2

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本日は、これで終わりだとか… いゃぁ、楽しかったなぁ~ 初めは、火薬銃をバカにしていたんだが… 遊戯としたら、最高だよね、コレ。 えっ? それが、俺の評価かってか? えっつぅとぉ… 俺、兵士じゃねぇしぃ。 それにさ。 龍覇術の方が、遥かに威力がデカい。 扱いも、命中度もな。 携帯も不要。 そんな俺に、武装として評価しろと? 完全に遊具でしょ、これ。 俺が、そんな事を思ってるなんて知らない兵士達。 俺を讃えて大騒ぎ。 そんな彼等に連れられ… 「待て!」 軍曹が止める。 皆が、怪訝な顔。 「彼はツアー客。  これから、ツアーのディナーが用意されておる。  言っている意味は、解るな?」 軍曹が告げると… 潮が引くように、俺から遠ざかる兵士達。 これから、津波でも来るんか? いや、津波では無い。 現れたのはお姉さま。 うっわぁ~ ムサい野郎衆が、モーゼが割った海の如く別れる。 そこを、颯爽と歩いて来られるお姉さま。 綺麗カッコ良いっすお姉さま。 兵達は、皆が憧れ顔。 「見てたわよ、リュシュ君。  凄いじゃない!」 興奮して、顔を赤くしながら告げるお姉さま。 それを見た兵士達のテンションが上がる。 「リュシュ君に、こんな才能があるなんてね。  ビックリしたわよ」 そう告げて俺の手を持ち、手を上下に振るお姉さま。 興奮しているんですね。 分かります。 兵士達の視線が一瞬厳しくなるが… 軍曹や曹長から睨まれ、視線を外す。 野郎共、さっきのフレンドリーさはどうした? 「さぁ、ディナーへ行くわよっ!  佐官クラスのレストランですからねっ!  ツアーでも、少人数で、基地指令官が興味を持たれないと無いことなのよっ!  これでアナタは、ツアー客と同時に、基地指令官のお客様ってことね」 そう告げてウインク。 兵達…蒼白で震えてるぜっ。 ワロスwww
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