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本日は、これで終わりだとか…
いゃぁ、楽しかったなぁ~
初めは、火薬銃をバカにしていたんだが…
遊戯としたら、最高だよね、コレ。
えっ?
それが、俺の評価かってか?
えっつぅとぉ…
俺、兵士じゃねぇしぃ。
それにさ。
龍覇術の方が、遥かに威力がデカい。
扱いも、命中度もな。
携帯も不要。
そんな俺に、武装として評価しろと?
完全に遊具でしょ、これ。
俺が、そんな事を思ってるなんて知らない兵士達。
俺を讃えて大騒ぎ。
そんな彼等に連れられ…
「待て!」
軍曹が止める。
皆が、怪訝な顔。
「彼はツアー客。
これから、ツアーのディナーが用意されておる。
言っている意味は、解るな?」
軍曹が告げると…
潮が引くように、俺から遠ざかる兵士達。
これから、津波でも来るんか?
いや、津波では無い。
現れたのはお姉さま。
うっわぁ~
ムサい野郎衆が、モーゼが割った海の如く別れる。
そこを、颯爽と歩いて来られるお姉さま。
綺麗カッコ良いっすお姉さま。
兵達は、皆が憧れ顔。
「見てたわよ、リュシュ君。
凄いじゃない!」
興奮して、顔を赤くしながら告げるお姉さま。
それを見た兵士達のテンションが上がる。
「リュシュ君に、こんな才能があるなんてね。
ビックリしたわよ」
そう告げて俺の手を持ち、手を上下に振るお姉さま。
興奮しているんですね。
分かります。
兵士達の視線が一瞬厳しくなるが…
軍曹や曹長から睨まれ、視線を外す。
野郎共、さっきのフレンドリーさはどうした?
「さぁ、ディナーへ行くわよっ!
佐官クラスのレストランですからねっ!
ツアーでも、少人数で、基地指令官が興味を持たれないと無いことなのよっ!
これでアナタは、ツアー客と同時に、基地指令官のお客様ってことね」
そう告げてウインク。
兵達…蒼白で震えてるぜっ。
ワロスwww
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