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だが、皆は静かにヤツを見守る。
っか…
固唾を飲んで見守る。
「うむ、本物。
しかも、極上。
以前に数度だけ、シュパング酒を飲んだが…
これは次元が違う!
心して飲みたまえ」
そう告げ、シュパング酒を置いたテーブルから離れる。
すると、兵達がテーブルへと群がる。
え~っとぉ…
毒味役ですか、そうですか。
信用されとらん訳だな。
クソっ!
まぁ、お毒味が終わったから、安心して群がった訳だが…
お姉さまも参戦ですね、分かります。
っか…
流石は、お姉さま。
お姉さま参戦って知ったら、兵達動揺。
潮が引くように、テーブルから離れてやんの。
って、お姉さま。
それって、兵達へ持って来た酒やからねw
酒瓶を手にしていたヤツが、オズオズとテーブルへw
可哀想やろ、お姉さま。
って、[瞬殺、鬼神]を持ってるヤツにグラスを突き出す、お姉さま。
「注いで下さらないかしら?」
ニッコリ。
真っ赤な、真っ赤な、兵隊さん。
震える手で、コップへと注ぐ。
周りからの嫉妬の視線がバンバン。
緊張で、気付いて無いのね、君w
注がれた酒を飲む、お姉さま。
一口、コクン。
「う~ん…
私には、キツいかしら?
ねぇ、君」
「ハッ!」
いや、酒瓶持ってる彼に告げたよね、告げたよねぇ~
遮るように、隣に居た奴が前に出て踵をカツン。
そして、敬礼。
瓶持ったヤツ…
真っ赤で放心中。
庇った訳か…お優しい。
だが…
「私、コレ多いのよねぇ~
飲んで下さらないかしら?」
軽く告げる、お姉さま。
だけど、分かってるの、お姉さま?
それって、間接…
あ~あっ…
兵士達ってば、目を血走らせてさぁ。
ピンチです、兵隊さんw
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