流転3

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検閲が済み食堂へ。 俺達の班と、節度を守って呑んだ輩だけは元気だ。 本来は、俺の班も俺以外は、同様になっている筈。 俺は事実は知らせていない。 面倒だからな。 普通に飯を喰らい食休み。 俺の真似をする者が多数。 きっと、試して具合が良かったんだろう。 良し、腹もコナレた。 少し準備運動。 今日は何をすんだろね? カリキュラムを聞いてないんだが… 出来たら、火薬銃を撃ちたいなぁ~っと。 そんなん思う訳だが… 早く、来い来い、軍曹さん。 ってか。 おおっ! 遣って来ました、軍曹さん。 ……… 何故に機嫌が悪いんす? はて? 「リュシュ!」 「な、何でしょ?」 「兵が皆、二日酔いで、使い物にならん!  何を飲ませたのだっ!」 いや、俺のせいじゃないしぃwww 仕方ないから、俺、説明。 したら、再び怒られた。 「何故、その様な酒があるなら、儂を呼ばん!」 どんだけぇw 「はぁ?  俺、軍曹の連絡先知らんしぃ」 連絡ってさぁ… 無理じゃん。 「ぬ、ぬぬぅ…」 悔しそうに黙る軍曹。 どんだけ呑みたかったんやねん。 「それよかさぁ。  今日は何すんの?  俺、火薬銃を撃ちたいなぁ」 そんなん告げてみた。 すると… 「阿呆。  今日は銃じゃない!」 そんなん仰る。 「じゃあ、なにさ?」 ほーんと、何だろね。 「良いから、黙ってついて来い」 そう告げて、踵を返すと歩き出す。 かなり不機嫌。 どんだけシュパング酒を呑みたかったんやねん。
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