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軍曹の後をついて歩く。
残念な事に、射撃場へのエレベーター前は通過。
広いグラウンドの端を移動。
何処へ行きなさる、軍曹さま。
先に見えてきたのは倉庫群。
いや、昨日、ジープや装甲車。
いや、戦車もあったな。
あれって、格納庫だよな。
って、ことは…
戦車に乗せて貰えるのかっ!
ヒャッホイッ!
此処は陸軍。
戦闘機は無い。
あるとしたら、装甲車か戦車だよね。
ジープは無しの方向で。
って、軍曹さま。
本当に格納庫の前で止まったよ。
やったね。
漲ってぇ、まいり、まし、たぁ~っ!
軍曹さまが、番兵殿に何かを告げる。
扉横の装置を操作する番兵殿。
ゴゴゴゴゴォー。
って、音を立てて開く扉様。
戦車、戦車、戦車様。
今、俺が搭乗して差し上げ…
うや?
戦車様…何処?
人形がズラリ。
車両は何処よ。
何さ、此処。
盛り上がったテンションが、ただ下がり。
そりゃ、無いべさ。
ガックシ、肩を落とす、俺。
「何をしとるのだ、キサマは?」
不思議そうですね、軍曹。
俺のテンションは、もうゼロよ。
「まぁ良い。
それよりもだ。
昨日のように、体に着けた重りを外せ!」
は、はぁ~っ?
「無茶言わんで下さいやっ!
あれは、抑制具でもあるんですよっ!
無意識で肉体強化をしちゃうんですわ、俺。
意識して制御したら、なんとかコントロールできるけど…
常時は無理っ!
だから、着けてんすからねっ!」
勘弁して、つかーさいやっ!
「大丈夫だ。
外したら、アタックスーツを纏え。
コイツは最新型。
キサマなら、扱えよう」
はぁ?
「何っすか、そのアタックスーツって?」
マジ、分からん。
「龍力で身体補助を行う、スーツだな。
昔の甲冑に身体能力補助機能が付いた物と思えば良かろう」
………
それって…
アニメなどで出てくるバトルアーマ?
マジで?
皆様、ご唱和を!
漲ってぇ~っ、参り、まし、たぁ~っ!
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