流転3

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手を、グーパー、グーパーっ。 おほっ、これ…おもろっ。 拳を握ると、手の平から手の甲へ何かが移動。 握るのを阻害しない感じ。 間接部も同様だな。 動きを阻害しない仕様なんだね。 ただなぁ… ジェルが、ウニョッって感じで移動するのと似ている。 うにょにょぬょにょって… ぞわわわわって、きましたぁっ! 慣れるまで、暫く掛かりそうですわ。 軍曹達が待つハンガーへと移動。 ……… ……… ……… 意外と…動き易いかも…なっ。 ちと、意外。 意外性の宝庫れすw 「おっ、戻ったな。  ふむ。  馬子にも衣装と言うヤツか…  似合っておるではないか」 関心して告げる軍曹。 姿見が無いから、俺には自分の姿は分からん。 どがぁなっちょるんじゃろうなぁ? まぁ良い。 それより、アタックスーツとやらだな。 蝉の脱け殻のような感じで、背中からパックリちょ。 此処から入れってか? 出る時がことなような… ま、入るがな。 足から入る訳だが… スポッとな。 下半身を先に入れ、次に上半身。 脱け殻へ入り込んだみたいで…変な感じ。 その殻が、身に密着して… 誰が、このシステム、考えたんやねん! もうね、違和感有り過ぎっ! 普通に装着すれば良いよね、絶対っ! うや? なんか…密着… うわぁっ… 一体感が、パネェっす。 甲冑を纏ったら、普通は自由に動け無い。 アシスト付いていても、生身に比べたら不自由。 それが普通だが… 自分の体のような、一体感。 スムーズに体が動く。 ハンガーから出た俺へ、軍曹が告げる。 「まずは、外へ出ろ。  郊外へと、向かうのでな」 そんな事を告げる、軍曹。 先に外へ… せっかちやなぁ。 俺は、軽くストレッチ。 身体が馴染んだら、外へ… いや、身体が軽いのなんのって。 走ったら、マッハでも出せそうだ。 そんなサイボウグ漫画があったなぁ… これで、今日から俺は、ってかwww
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