第一章 君に触れたい

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たいした洋服は持ってないけど、お気に入りナンバーワン。 ベージュのシフォン素材のミニワンピ。 胸元がけっこうスクエアに開いていてそこだけ光沢のあるサテンが使ってある。 金のバレエシューズ。 髪も巻きたいからヘアアイロンを持っていく。 わたしがオレンジ終わるのを待って、夕方から二人で出かけることになった。 オレンジはテニスが終わったあとたいていみんなでファミレスみたいなとこで食事する。 だからわたしは今回それはパス。 ナツが車でテニスコートのある公園まで迎えに来てくれることになった。 ナツの黒のランクル、目立つんだけど、誰もあれがナツの車だって知ってる人はいないから、公園からちょっと離れた場所に止めてその中で待っててもらう。 シャワーを浴びて、着替え、髪を巻く。
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