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俺がいない時だってお前は全部、全部が俺のものなんだ。
俺がいない時、お前は俺のものをちゃんと守る義務がある。
ああ。俺は醜い嫉妬をして菜々子を乱暴に扱わないと、いったい何度自分に誓うんだ。でも今のは、完全に菜々子が悪い。
俺だけのためにある肌を、勝手に他のヤツに触らせる菜々子が悪い。
千夏先輩の前まで来てようやくその意図がわかった。
俺にこうやってわざと嫉妬をさせようとしているんだ。
どっちがよりホレてるのか、いまさら自覚なんかさせるなよ。
くやしいけど、それはわかりきったことだった。
「千夏先輩連絡ありがと。だけどずいぶん荒療治じゃんっ？ いくら？ 菜々子のぶん」
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