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第2章~謎の男~
「あぁ…めんどくさいな~」
「めんどくさがっちゃ駄目ですよ?」
夜中にそう話し声が聞こえる。
「だってよ~なんで俺達が、あそこに行かなくちゃ行けないわけ?」
「そうアル!!めどくさいアル!!」
チャイナ服を身にまとった少女が、言う。
「っていうか…あの子来てませんね……」
「きっとめがねが、怖くて逃げ出したに違いないアル!!」
「それって遠回しに僕のせいだって言いたいの?」
めがねをかけた少年は、苦笑いをする。
「アイツは、そんなもんで逃げ出したすガキじゃねぇよ…」
銀髪の髪が風によってゆらゆらと揺れた。
「ガキで悪かったね…ガキで!!」
銀髪の髪色した男性に少女は、皮肉たっぷりに言った。
「はじまるんですね…」
「うん…」
笠を深く被る仕草をする。
「千年大戦争が…はじまる…」
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