学校始まるけど、生きる?

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「着いたぞ。大丈夫か、優姫。」 「う、うん。ちょっと疲れたけど少しずつ慣れていけば大丈夫。」 「そうか。無理するなよ。」 校門前について俺は息を整えるためにその場で深呼吸をする。思ってた以上にきつかった。兄は息が上がってないところを見ると、やはり俺の身体にとってはきつかったらしい。きついといっても運動はしないと余計体が弱ってしまうし、これくらいの徒歩なら倒れる心配もないはず。多分。 「あ、ケイくんおはよー。珍しいねー、私と同じ時間帯だなんて。およ?そっちにいる子は誰?ま、まさか私という人がいながら新しい彼女を・・・。」 「馬鹿。メールで言っておいただろ。妹だよ、妹。」 「やだなー。冗談ですよ冗談。まったく、ケイくんは冗談が通じないなー。えーと、優姫ちゃんだっけ?大変だろうけど、見る感じ美人で良かったね!女になってブスとかだったら絶望だよねー。」 この朝からよく喋る先輩は兄の彼女である桃井希さん。まぁ、元気というかよく喋るというか。女の子らしいといえば女の子らしいのかもしれない。 「おはようございます。希さん。」
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