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そんなことを考えていると再び足音が近づいてくる。今度は二人分だ。
「失礼するよ。」
そう言って入ってきたのは何とも人当たりの良さそうなそこそこ歳の行った医者だ。後ろに先ほどの看護師さんが立っている。
「まず何から説明したものか。とりあえずこれでも見て見なさい。」
そう言われて渡されたのは鏡だった。覗き込んでみると可愛い美少女の顔が映り込んだ。誰だ?鏡かと思ったけど、実はお医者さんの娘さんを撮った写真だったり?しかし、どう見ても背景はこの病室だし、この美少女はちゃんと瞬きをしていて、まさにこの場にいるようである。
「驚かないで聞いてくれ。君は女の子になってしまった」
「ふーん。・・・え?え、えええええええええええ!?」
白い病室に可愛らしい声が響き渡るのであった。
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