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つい一か月半前からいつも行っている心療内科の方の集団療法で出たお話を更に自分なりに考えたものです。
私自身のアスペルガー症例において特徴的なのは
・他人との協調性の弱さ
・人並み以上に特定分野の知識
・白か黒かの極論の判断しかない
・疑うという考えがない
・そもそも自分の言動に責任を持ったことが記憶している限りでは一度もない(アスペルガーよりサイコパス?)
・見たものすべてが新鮮という感覚
・知らないうちに様々なことに籠っている
・冗談はほぼ通じない
と、ここら辺です。集団療法にて当初は水槽の魚の感覚と言っていました。と言いますのは『自分にとっての狭い世界にしか生きられず、それ以上の世界には興味があっても冒険しようという感覚はあまりない』というものです。
ですがこれでは知識の分野の部分が欠如しています。其処で何かうまい喩(たとえ)はないものかと考えた結果、この言葉に辿り着きました。
ホムンクルスとは中世ヨーロッパの錬金術師パラケルススが作り出したフラスコの中でしか生きられない人造人間です。生まれながらに高い知識を持つことで知られています。
自分にとっては穏便に生きる為に他人との距離を取った結果、知らないうちに見えない壁を作っていた。また出来ることが少ない。知識だけはあるので小説に如何なく書ける。そして開けた世界では混乱し息苦しいので閉じ込められた世界のみでしか生きられない。何となく自分とそれが似ていました。
良い意味でも悪い意味でもアスペルガーの方は自分の世界を持ってそこで生きており、なかなか他人を踏み入れさせようとしません。そして行動パターンも決まっており、其れから逸脱する行為を是としません。逸脱は混乱を意味します。また同世代と合わないことも多いです。学生時代は話が全くついていけませんでした。
意思疎通が難しい障害ですが、私達の興味があることを刺激するような付き合いをすればそれなりに反応しますし、此方から寄ってきます。其処に至る切っ掛けがあれば、の話ですが…。
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