不登校少女 1

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私、詩織は不登校でした。 中1の時に散々いじめられました。 「死ね、消えろ、キモイ、あっちに行け」 「君たちは上手いから詩織はほっとおいて、二人で率いていってね」 「前に出過ぎなんだよ!!」 私はクラスでは男子、部活では先輩にいじめられていました。私はクラスの女子とは仲が良かったし、部活でも真面目に練習していました。暴言や悪口も言った事がありません。後でいじめた理由を加害者に聞いてみると 「喋り方がキモかった」 「私達が楽しく遊んでいて他の2人は一緒に遊んでくれたのに詩織は遊んでくれなかった」 「机がズレていたからキレて机を蹴っ飛ばしてしまった」 私からしたら意味がわかりません。 喋り方は私が住んでいる地域は訛っていました。だけど私は都会生まれで親も都会育ちで親の事情で引っ越してきたから喋り方は綺麗です。 遊ばなかったのは部活の練習中だったからです。私の部は県代表を目指していました。だから遊ぶのはおかしいと思いました。 「机がズレていたからキレた。」 おかしいです。しかも筆箱も壊されました。 私の母は「詩織に問題があるんじゃなくて加害者に問題があるのよ!気にしなくていいわ」と言いましたが、その時の私はショックで立ち直れなくて不登校になってしまいました。私が「行きたくない!」と言うと「無理して行くことない」と言いました。それから私の不登校が始まりました。 中1の夏でした。
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