第1章

6/6
前へ
/6ページ
次へ
昼食を終えてレイムがカリムにじゃれついていると外から声がした 「レイムーあそぼー」 「レイム、ナリウたちが来たみたいだぞ。待たせたら怒られるんじゃないのか?」 「うん、カマハすぐ怒るんだよ」 レイムの返事にカリムは笑ってレイムの背中を押した 「行ってきな、俺は夕方ぐらいまで見回りしてくるからそれまでみんなと遊んでていいぞ」 「うん、行ってきまーす!!」 レイムが外に飛び出していくのを見送るとカリムは立ち上がってのびをした 「さて、俺もそろそろ行くか」 そう呟いてカマハはハヤブサに姿を変えて森へと飛んでいった 外に出たレイムは「おっそーい!!」という女の子の声に迎えられた 「もー、おっそーい!!家の中入るとこだったよ!!」 腰に手を当てて仁王立ちしている女の子はカマハ 背が低いのを気にしているのかよくこんなポーズをとっている 「ごめんなさいカマハ ナリウもごめんね」 レイムは素直に謝るとカマハの隣に立っていた男の子にも謝った 「んー、大丈夫だよ?あんまり待ってないから」 ナリウはカマハとは反対にのんびり穏やかな性格で怒ることがほとんどない 「今日はなにして遊ぶの?」 ナリウの問いかけにカマハはうーんと上を見て考えた 「今日は鬼ごっこしよ」 そう言って歩き出したカマハの後をレイムとナリウが追いかけていった
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加