序章

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「にゃー」 愛らしい鳴き声を出し自由に歩く猫。優しい風と温かい太陽の日差しに包まれながら昼下がりの散歩を楽しんでいるようだ。 だが、それを裂くような叫び 「もー!!こんなとこに居たの!」 足早に駆けながらネコを追いかける少女。 猫は面倒臭そうにあくびをする。 (もーう。本当に面倒くさい女だにゃぁ~) 猫は心の中でそう思った。どうせ人間に猫の言葉なのど届くはずないのだ。
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