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辺りはすっかり夕焼けに包まれ世界はオレンジへと変わっていく。
時刻は、丁度17時をさしていた。
足早に帰宅する高校生達や帰路に帰ろうとしているスーツや井戸端会議を繰り広げる主婦で町は賑わいだしていた。
その風景に異色な大型な黒塗りのバン
そこから乗り降りた更に移植な2人。
小奇麗なスーツを余所に眼光は、明らかにこの町の人間とは異質な光を放っていた。
「この辺のはずなんですけどね。どうっすか?」
「ん?ちょっとまってね。」
茶髪の青年に声をかけられた眼鏡の青年は、静かに瞳を閉じる。
10秒の沈黙の後瞳を開く
「あっちだね。ここからは車より歩いていった方が良さそうだよ。」
「そっすか。さっさと終わらせてさっさと帰りましょう。」
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