0人が本棚に入れています
本棚に追加
彼女の名前は
クサカベ アキラ
【日下部 光】
動植物と心を交わし会話をする能力を持っていた。
それが“普通”じゃない事は認識している。人間は異質な物を嫌う。彼女は幼少時この能力が原因でいじめにあう。
人とは違う“特別”なんだとその時に気付いた。
そしてそれはまた彼女は世界で“孤独”であると言う事の証明でもあった。
それからは出来るだけ人とは当たり触りないように接した。
「人間は面倒くさいな~ニャー次郎~」
ニャー次郎と呼ばれた猫は面倒臭そうにあくびをする。
(俺に構うお前も面倒くさい女だにゃ~)
「なんだとー!!」
(ゲ!そうだこいつ言葉がわかるにゃ!)
最初のコメントを投稿しよう!