第一章 無知と鞭  1

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「おぉぉぉぉぉぉう、これはこれは失言をしてしまいましたね。ミス久遠。以後気をつけましょう」  ミス久遠って。くおぉぉぉおんってなんねーのかよ。  真殿先生改真殿は『それで続きといきましょぉぉぉぉぉか……』と言葉を繋げて、 「我々まふぉぉぉぉ使いはアニメや漫画であるような、何でも出来るとぉぉぉぉ言うワケにはいきません。自分に合った特性を見出し、そのなかで自分に合ったまふぉぉぉぉを導き出し、イメージし、鍛錬と研鑚を重ねることぉぉぉが大切なのぉぉぉは、一年生で習いましたね?」  真殿の問い掛けに皆は頷く。  魔法は選ばれた者にしか使うことが出来ない。  また、選ばれた者であってもその特質性からすることが生涯一種目が基本であり、生半可に手を出したところで成就しないと言われている。  よってより成果を上げて成就しやすくする為に、一年生では基本を。二年生では学生の特性を見極めて、大きく専門分野に分けられる。
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