4人が本棚に入れています
本棚に追加
「フフフフフ。良いわぁ」
女がポツリと漏らす。
「ねぇ、素戔(すさ)君。ワタクシ今、ものすごく歓喜しておりますの」
「ほぉ、何故だ?」
背の高い方の男が尋ねると、女は恍惚の表情を浮かべて、
「だって、久々に調教のし甲斐のありそうなワンちゃんが目の前にいるのよ? 今後この強がりがどう歪んでいくのか。想像するだけでゾクゾクしてしまいますわぁ」
立ち上がり頬に手を当てる女が不気味に見えた。
こいつ、ヤバイ感じがする。
目が死んでる、いや、正確に言えば俺を見た瞬間、目が活きた!?
「さて、それじゃあ楽しい楽しい死闘(ダンス)を始めましょうか」
最初のコメントを投稿しよう!