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「宙夢、宙夢宙宙夢…」
「どうしたの祭?」
「ねえ、何で俺以外の奴と話してたの?」
「…」
悲しそうな、それでも目をギラギラさせた祭が僕を見た。
「ねぇ宙夢」
「ん?」
「監禁していい?」
「良いよ」
「俺以外の誰にも宙夢は見させないし触れさせない。宙夢にご飯を食べさせるのも身体を洗うのもトイレも全部お俺がしてあげる。宙夢が外に出たり俺を拒絶するなら宙夢を殺して俺も死ぬ。絶対部屋から出さないよ。首輪つけて手錠して足枷はめて1日中玩具ぶっこんでヨガらせてあげる。それでイイの?嫌でしょ?」
「だから良いってば」
僕が嫌だっていった瞬間、祭は僕を殺すと思う。
言うはずないけどね。
今言ってた首輪云々も実行されると思うし。てかされたことあるし。
ほんっと僕って、
愛されてるよね…//
「あのね、祭」
祭の首に腕をまわして、目をあわせる。
「元から僕には祭しか見えてないし、僕のことを祭が全部してくれるなんて嬉しいよ。流石にトイレは恥ずかしいけど…祭になら何されてもいいよ、僕」
「っじゃあ!!じゃあ何で他の奴と喋ってたんだよっ!!?宙夢が町でそいつと歩いてるのみたんだよ?!あの時の俺の気持ち分かるっ!?」
「ちょっと待ってて…ぶっぁ" 」
立とうと思ったら祭に首を絞められた。
凄い力。
ほんとうに苦しい。
「どこにいくの宙夢?あいつのところ?駄目だよ。絶対行かせない。ねえ、やっぱり殺しちゃおうか?そしたら宙夢は俺しか見ないよね。永遠に俺のものだよね。大丈夫だよ、安心してね宙夢。宙夢を殺したあとに俺も死ぬから。二人で一緒のところに行こう?…ね?」
ギギギ、と僕の首に力がこめられる。
苦しい、苦しい、けど。
そんなことよりも、祭が泣いていることの方が辛かった。
悲しくて悲しくて。
僕まで涙が溢れてきた。
「宙夢!?どうして泣いてるの!?死にたくないの?大丈夫だよすぐに終わるから。ねぇ、泣き止んでよ宙夢」
「ま…っり…」
「なに宙夢?どうしたの??」
現在進行形で恋人の首を絞めてる状態でどうしたのって…可愛いなあもう//
誤解をときたくて、祭にいう
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