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浮気の理由【完】
『お前の身体を考えて…だから他の奴とシてたんだ。別に好きじゃない。俺が好きなのは美也だけだ』
そういった僕の彼氏。
好きじゃなければ、身体を重ねても浮気にはならないの?
僕のことを考えてくれたんだねって、喜ばなきゃいけないの?
ねぇ
教えてよ、直人。
『さっきの奴?ああ、美也の代わりに抱いてやってる一人。結構可愛いだろ?…ま、美也が一番だけどな』
腕を組んで、仲良く歩いてる彼氏と女を見かけた。
後で問い詰めた僕に、そう、笑っていった。
その女と比べられて、可愛いっていわれて、僕は頬を染めればいいの?
ありがとうって、言わなきゃいけないの?
ねぇ
分からないよ、直人。
疑問
疑問疑問
疑問
疑問
そして
僕は
答えを見付けた。
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