俺様の親衛隊隊長【完】

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俺様の親衛隊隊長【完】

十二時二十分 いつもと同じ時間、いつも通りの場所へと向かった。 そこで衝撃的な光景を目にするだなんて、思いもせずに。 「…え」 食堂は、いつも以上に五月蝿かった。 罵詈雑言が、一ヵ所に浴びせられている。 僕は好奇心からそこを見て、固まった。 僕が入ってる親衛隊の楠木様と、不潔感気回りないもじゃアフロが、抱き合っていたのだ。 僕は目を疑った。 どうすることも出来ずに固まって見ていると、楠木様と目があった。 にやり 楠木様はそう、僕を見て笑い… ちゅ もじゃアフロの口に、自らのそれをくっつけたのだ。 イヤァアアアアァアアアアア!!!!? 耳をつんざくかの様な悲鳴が、食堂に響き渡る。 僕は頭が真っ白になって、ふらふらと二人に近付いた。 「…隊長」 服隊長である守くんの気遣わしげな声が聞こえたが、僕はそれに答える余裕がなかった。 楠木様と、もじゃアフロの口付けに釘付けになる。 「楠木様……」 僕の口から、か細い声がもれた。
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