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霧「顔真っ赤・・・かぜ?」
コテンと首を傾げながら蓮牙の顔を見上げると更に蓮牙は顔を赤らめ慌てるように言った。
蓮「い、いや大丈夫だ」
霧「ならいいけど・・・」
そんな会話をしていると・・・
ブーブーブー
蓮「(電話か?)・・・もしもっト「総長ッッ!!今どこにいるんですか?!?!何度も電話掛けてもでないしっ道草してないで早く来て下さいっ!!!!」
蓮「・・・わりぃ」
ト「す、素直に謝るなんて貴方らしくありませんね・・・何かありました?」
蓮「・・・いや・・すぐそっちに向かう」
トキの勘の鋭さに驚きながらも、また寝ようとしている霧斗の頭を撫でながら
蓮「俺行くとこあったから行ってくるわ」
霧「・・・また来る?」
またもや上目遣いで言ってきた霧斗を無言で見つめるとスッと立ち上がり霧斗の両脇に手を入れて持ち上げた。
霧「わぁっ!ど、どうしたの急にっお、降ろしてっ」
蓮「・・・連れてく・・」
霧「え?あ?はぇ?!」
何もわからず慌てふためく霧斗をよそに蓮牙は扉の方に歩き始めた。
霧「ど、どこに行くの?」
蓮「理事長室。んでわかんねーからお前が案内して」
霧「わ、わかったから!取り敢えず降ろしてよっ」
自分を降ろすように催促した霧斗だが
蓮「・・・やだ」
と断られてしまい途方に暮れた。
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