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土曜日。
遊園地で初めてのダブルデートをした。
よく晴れた青空だった。
知亜はいつもより、ノリノリで、
「ねえっ!!次は何に乗るー?」
なんて飛び跳ねて言っている。
俺たちは、笑ってしまう。
それに、今日は制服じゃなくて、私服だが短パンで長袖のTシャツでいつもと違って可愛く見える。雅樹と糸井も頬を赤らめて一緒にいる。糸井もピンク色のワンピースを着て、いかにも女の子らしい服装だ。
「なあ!!ジェットコースター乗ろうぜ!!」
雅樹が言った。
確かに、さっきまで知亜が絶叫アトラクションに乗っていないからだ。
そう言う訳で、ジェットコースターに乗ることになった。
俺と知亜が、雅樹と糸井が隣で座った。
「出発!!行ってらっしゃーい!!」
係りのお姉さんの言葉と同時にスタートした。
ガッ、ガッ。
ジェットコースターは上に上って行く。
もう落ちる!!って時に知亜が俺の腕にしがみついた。
うっわー、こんなの初めてだよ、。
知亜は目をつむっている。
ああ、そうか。わかったぞ。知亜は絶叫アトラクション無理なんだな。
俺は、くすりと笑ってしまう。
って、落ちるー!!あ、前の糸井も雅樹にしがみついていた。雅樹が真っ赤になっている。
知亜はジェットコースターが終わるまで、俺にくっついていた。
やっとジェットコースターが終わって俺は知亜に聞いた。
「大丈夫か?」
「あー、怖かったー」
彼女は俺の大好きな笑顔で答えた。
***
それから、しばらく遊んで帰ることにした。
「楽しかったねー、またもう1回こようね。」
帰り道、糸井が言った。
俺たちは、静かにうなずいた。
新しい思い出が出来た、9月25日だった。
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