第2章

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次の日。 朝のホームルームの時間、先生がすごく機嫌が良かった。 「えー、明日から夏休みだ。、ちゃんと宿題もしっかりやるように。」 ハハハ、なるほどなー明日からうるさい俺たちの面倒を見なくて済む、って事か。 つーか、夏休みか…。はあ、面倒くせー。 部活は超嬉しいんだけど、宿題がなー。 ホームルームが終わって、嫌いな授業も終わって、大好きな部活も終わった。 いつも通りに1日が終わったと思って、俺は雅樹と帰っていた。 「-希飛ー。」 「なんだよ。」 「部活ノート貸してくんね?」 「はっ!!?なんでオマエに俺が。」 部活ノート、俺が毎日欠かさず書いているノートだ。 だから、親友だろうと… 「あっ!!!!!!」 「どうした?」 「ノート教室に忘れたっ!!」 「マジか。」 「取って来る!!!」 そう言って、俺は雅樹を置いて学校に向かって走った。 *** ふう…。早く取って来ないと…。 自分の教室に走って向かった。 え?誰かいる。 そう思いつつ教室に入った。 「あ…。」 そこにいたのは、糸井香恵だった。 糸井は俺に気が付いて、足早に教室から出て行った。 なんだ…?アイツはウチのクラスじゃないよなあ。 ま、いっか。 俺は部活ノートを取る為に自分の席に近づいた。 ん…?
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