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次の日。
朝のホームルームの時間、先生がすごく機嫌が良かった。
「えー、明日から夏休みだ。、ちゃんと宿題もしっかりやるように。」
ハハハ、なるほどなー明日からうるさい俺たちの面倒を見なくて済む、って事か。
つーか、夏休みか…。はあ、面倒くせー。
部活は超嬉しいんだけど、宿題がなー。
ホームルームが終わって、嫌いな授業も終わって、大好きな部活も終わった。
いつも通りに1日が終わったと思って、俺は雅樹と帰っていた。
「-希飛ー。」
「なんだよ。」
「部活ノート貸してくんね?」
「はっ!!?なんでオマエに俺が。」
部活ノート、俺が毎日欠かさず書いているノートだ。
だから、親友だろうと…
「あっ!!!!!!」
「どうした?」
「ノート教室に忘れたっ!!」
「マジか。」
「取って来る!!!」
そう言って、俺は雅樹を置いて学校に向かって走った。
***
ふう…。早く取って来ないと…。
自分の教室に走って向かった。
え?誰かいる。
そう思いつつ教室に入った。
「あ…。」
そこにいたのは、糸井香恵だった。
糸井は俺に気が付いて、足早に教室から出て行った。
なんだ…?アイツはウチのクラスじゃないよなあ。
ま、いっか。
俺は部活ノートを取る為に自分の席に近づいた。
ん…?
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