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ぎゃん!
飲みに、呑みに、飲みにいくー?
あぁ、大武先生と宴会チャンスなんて一年に何回か。
しかも、今は先生自らアタシに声かけしたよぅ!
シレっと振り返り3人の姿を視界に入れた。
「蜜、急いでたんじゃねーの?
いいよ、こっちは」
突然水を掛けられたようなセリフ。
3人の中で、眼を細めたその人物は、形のいい唇の端をクィっとあげた。
「そーなんだ、残念」
美紀さんが溜め息をはくみたいに言った。
あたしの頭の中は情けないことに時間がストップしていて。
まんべんなく視界に入ってたはずの3人が、気付いたら1人しかいなくて…。
「じゃ、お疲れ?」
その人に弾き出されるかのように口をついて出た言葉が、
「ごきげんよう」
だった。
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