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息がうまく継げないくらい あまりの速さで刻む拍動に 酸素不足は必至で 頭の中が少ないソレを求めて 改善策を打ち立てる。 ズルズルと、後ろの壁を伝い 崩れ落ちたあたしを見て、物凄く愉しそうな 笑みを残し控え室から出て行く若先生。 「っはぁ!」 やっと、充分な酸素を取り入れる事ができたのは、控え室の扉が閉められたその直後だった。
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