2357人が本棚に入れています
本棚に追加
容赦なくこじ開けられる唇。
若先生は戸惑う事なく侵入してくる。
奥の奥まで侵食されて、あたしに逃げ場はなかった。
掴まれた右腕が熱くて。
頭の中はジンジンして
離れそうで離れない唇
深く深い、キス。
「っんっ」
本当に、
この人は、
女の人とは、
無理なんだろうか…。
「も、……!」
「やめ、……」
もう、やめて。
たったの一言さえ、言えない。
言いたくないのかもしれない
だから、言えないフリをしてるのかも。
でも。
あたしが、好きなヒト、を好きな彼
確かそうでしたよね?
なら、どうして?
キスなんかするの。
優しいキスも、
熱いキスも、
心臓に悪いんですけど。
最初のコメントを投稿しよう!