14/40
前へ
/40ページ
次へ
このラウンジは、ここの階とその上の階のお部屋に宿泊するゲストしか利用できない仕組みになっているらしい。 簡単なビュッフェが常備されていて、ドリンクもアルコール類も用意されていた。 朝食時にはスッゴいクロワッサンが用意されるとのこと。 クロワッサン好きのあたしにはたまらない誘惑だ。 外国ビールが豊富においてあった為、あたしはタイのビールを飲むことにした。 あぁ、タイ料理食べたい。 単純な脳ミソはタイビールを飲んでタイの料理を欲してる。 究極にお腹が空いていたので、ビュッフェでピザとマリネ、サラダも一緒に頂く事にした。 若先生は先にあっさりとビールを飲んでいた。 あたしも冷えたグラスにビールを注ぐ。 あぁ、このシュワシュワ弾ける泡がものすごくゴクゴクいきたい衝動を誘うんだ。 「おいしそ」 口の中にもうその味の予想が立てられていて唾液がたくさん集まってきた。 「いただきます」 いつものようにゴクゴクと飲み干さずにはいられなかった。 こればっかりはいくらTPOでも譲れない。 グラスの中を空にして、喉に胃に冷たい塊が浸透してるのが分かる。 それだけ空きっ腹だったんだ。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2431人が本棚に入れています
本棚に追加