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少し来なかっただけでも久しぶりですね、と声をかけられるなんて、普段どんだけマメに来てたんだろう…。 今更ながらにジムに入り浸っていた事実が発覚して少しだけ恥ずかしくなった。 病院を出る時に確認した携帯に若先生からの連絡はなかった。 普段大学病院へ行くっていう時は大概がオペ。 忙しくて連絡なんかしてられないだろうけど。 でも、例えば昨日の事にせよ、今日は行けないとかなんとか、連絡くらいしてきても良さそうなもんなんだけど。 それともこっちからお伺いをたてなくちゃいけないのかしら。 そんな事を考えていたら、走るスピードもあがってきちゃって、今日のランはもの凄くハードな気がした。 あっという間にジムを出ていつものコンビニへ。 「あ、待てよ」 コンビニへ向かう足を返して少し駅方面へ戻り『サンロ』へ。 重厚な入り口を抜けると懐かしい声。 「いらっしゃ、あ、蜜さん」 今日出迎えてくれたバイトちゃんは、久しぶりに会った、力(リキ)君だった。 「力君、久しぶり」 「ほんと、ご無沙汰です」 力君は玲奈ちゃんより勤務歴が長いここの古株さん。 大学生で今年、トータルで8年生だったっけ。 来年は大学院に進学する事が決 まっている 研究者の卵らしい。
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