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週明けの月曜日。 コンディションは最悪。 パフォーマンスはガタガタ。 目の下にはハッキリ熊。 いや、クマ。 「ミッツ、寝不足?」 カウンターの下から新患カルテの用意をする美紀さんが楽しそうに声をかけてきた。 「はぁ、まぁ…」 「へぇ、珍し」 益々楽しそうに笑う彼女を下に見ながら、上では愛想笑い。 あぁ、三連休全く意味が無かった。 いやいや、ある意味物凄く濃かったのでは。 ついこないだ迄の人生からは考えられないような素晴らし、違う違う、凄まじい体験をさせてもらっているわ。 こうも可笑しい事象が続くともはや毎日が興奮状態で、もう笑いしか出てこなくなる。 その通り、今日の愛想笑いは本物に近い。 ギリギリと軋む体 腰より下の筋肉痛 ぐらぐらする関節。 昨日、陽が上るまで続けられた宴はあたしの体にいとも簡単に不協和音を奏でさせた。
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