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なんだか、ちょっと違和感を感じて顔をあげると、妖しく微笑んだ若先生とバッチリ目が合った。 ニコニコする異様な姿に、全身総毛立つ。 今の言い方もやや可愛らしいチックになっていたのも、ハッキリ言って気持ち悪い。 あぁ、きっと今日は眠れない。 そんな事を思いながら若先生の家に。 玄関を抜けてリビングへ。 いつ見ても綺麗な部屋にちょっと不信感を感じる。 若先生が掃除、するんだろうか。ひょっとして掃除をしてくれる誰かがいたりするんじゃないだろうか。 そういえば、あのブルーになったメールだって結局誰が送ってきたのかは、そのまま流されて不明のままだし! 忘れてたあたしもあたしだけど。いったい誰が送ってきたんだろう。 それに、あんなシチュエーションになる事があったのかどうかさえ…… 「謎のまま」 ポツリと呟いたあたしの声。 繋いだ手を引き上げて、手の甲に唇を寄せ、今度は若先生が呟く。 優しい音で。 あたしの体を這うように。 まとわりつく、音。
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