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あたしの上を滑る唇は 本当に若先生のモノなんだろうか 静かに 優しく ただ、滑らせただけのそれに 悶える。 だけど内股に走った チクリとした痛みは 長く 強く そして卑猥。 掬い上げるように舌が滑り込んだ先は もう充分に高ぶりを待ち望んでいた。 丁寧に、開いて、蠢く 柔らかく、滑らかに、這う 呼気と共に漏れる声は いつもよりも2つ高く 絡み付く淫猥なサウンドと アンバランスに響いていく 夕べとあまりのギャップに 心ごと縛られて 取り繕う暇も無いほどに 乱れていく。 休まる事のない だけど、緩い刺激に また、悶える。 ゆっくりと昇る感覚に耐えきれず 早く達したくて足に力を入れると 離れる刺激。 「…ンっ」 もどかしい はがゆい じれったい いつまでも続けられる 終わりのない拷問に ……………キガ、クルイソウ。
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