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……つ、
みー…………よ!
「蜜、帰るよ!」
ったく、………る?
じゃあ、……が、…………ます。
ふぅっ、と意識が近くなって、また遠退いた。
「きゃー、お姫様抱っこだ!」
「せんせー、素敵!」
「やるなぁ、しかも、画になるなぁ」
とにかく酔っ払いで
日頃の疲れもピークに来ていたのか
揺さぶられても、叩かれても、
何をされても起きなかったあたしが悪いんだけど。
いくらなんでも
ここにだけは、来ちゃダメでしょ。
っていうか、ダメだったでしょう?
一度、喉が渇いて目が覚めた。
真っ暗な中、片言のように呟いたのを覚えてる。
「み、ず」
ノミタイ…………。
隣でガサゴソと動く音の後
ダイレクトに唇に注がれて欲求は満たされる。
次に目が覚めるまでは何ひとつ疑っていなくて
心地好い眠りの中に居た。
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